2003年01月の記事 | 大きな手に小さなピストル

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プロフィール

名前はリタ。しがない在米大学生。 趣味は恋愛と読書。 ちなみに写真はニセモノね。
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ココロとカラダ
昨日、またタカヒロさんはリョウコさんと電話で長々しゃべってた。
あたしはまたゲンカイを感じてチコちゃんとタカヒロさん宅を後にした。
チコちゃんと別れてとぼとぼ歩くうちに、あたしは財布を置き忘れたことに気付く。
まだタカヒロさんの家を出て10分も経ってない。

タカヒロさんはまだ電話中でありますように。
涙の気配が気付かれませんように。

そう願いながらドアを開けた。

「だれ?」

少し間延びした彼の声。
暗いリビングをタカヒロさんの部屋からの明かりだけが照らしていた。
電話は終わってた。

「リタでぇす」

部屋から顔をだした彼は何故か半分びっくりして、そして何故か最上の笑顔をくれた。

「あぁ、おかえり」

抵抗できなかった。
リタに見せたいものがある、と帰ろうとするあたしを部屋に呼び寄せて
あたしは全然興味ないけど新しく発売されるらしいゲームのデモムービーを見せてくれた。
あたしは全然興味なかったけどすごいねって言ってみた。
そしたらあたしの首筋を触って「今日泊まりなよ」って。
あぁ今日は抜きたい日なのね、って思って。
性玩具としてだけど、それでも必要とされることに喜んで。
あたしって最低、って蔑んで。

ベッドに入ったあたしをふざけた風に触って
それがだんだん愛撫になって
演技だけど躊躇するあたしの手を彼は自らの下半身へ導いた
吐息がもれて
あたしは嬉しくって
彼の手もあたしを愛撫してて
その事実がすごく嬉しくって
「セックスしようか」
って彼が言って
いつも通りならすこし笑いながら「ヤだよ」って言う
そのいつも、を打破したくて
「…いいよ」
あたしの真剣さを示す沈黙を最初に置いて。彼の瞳を見つめて。

「…やっぱりやめよう」

彼の沈黙は重かった。彼女のことが頭を過ったに違いない。
「これ以上したら俺たちの関係がもっと変になる」
でも彼の口からつむぎだされた言葉はこれだった
うわべだけの優しさ。あたしたちのことを考えてるようで自分のことしか考えてない発言。
あたしの心は深く傷ついた。
あたしは3秒でそれまであったナケナシの自信を失った
沈黙を重く感じたのか、彼があたしの頭を抱いた。
それが引き金となって涙が出てきた
びっくりすくらいの涙がでてきた
見られたくなくて、あたしは彼に背を向けた
「帰る」
あたしの口から出たのは驚くほどの涙声
「帰るなよ」
強い口調の彼。逞しい腕があたしを抱き包んだ。
あたしの涙はとめどなくて、彼の腕を濡らす
「今帰られたら俺が辛い」
何が辛いの?
冷静になった今でもわからないけど、こんな扱いを受けてまであたしは彼の腕の中にいる幸せを味わってた
「俺が悪かったね、ごめん」
そうだ、あんたのせいであたしはモノにまで落ちた。
それでも好きなの。
あたしが泣きつかれて眠るまで、彼はずっと謝ってた。


肉体の繋がりのみを求めるのは間違ってる。
わかってるけど、精神の繋がりを求めるのなんてあたしにはできない
そんな高望み、あたしにはできない。
だから肉体だけでいいんだよ。モノでもいいんだよ。
こんなあたしは、どうですか



| - | 19:08 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
あたしが歪む
恋愛をすると一人の人に偏った愛情を注ぐかわりに周りの人に対する愛情が憎悪に変わったりする
往々にあることなんだけどあたしはそんな自分に嫌気を感じる

今タカヒロさんの彼女リョウコさんから電話があって
あたしはその電話をあたしが取らなかったことを悔やんでる
彼女にあたしの存在を気づかせてやりたい
あたしが傍にいるんだ タカヒロさんの傍にいるのはあんたじゃない、このリタ。
彼女には何のうらみもない
彼女との電話が嬉しそうなタカヒロさんに恨みがあるの
あたしの気持ちは行き先を失ってここに記されるんだけど

昨日の夜友達がタカヒロさんの家に遊びに来て
女の子なんだけど
あたしはその子が大好きで
でもタカヒロさんがその女の子としゃべるのは見てられない
あたしとしゃべってるときよりも楽しそうだから
常にあたしを見てほしい
常にあたしを優先してほしい

彼女になりたい
毎日そんなことを考えながら
あたしは自分を消耗していく

一番誰を殺したいかと聞かれたら
真っ先にタカヒロさんと答えるだろう
好きすぎて殺してしまう人の気持ちが今はよく分かる
つらい


| - | 11:20 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
読み返したぞぃ
今しがた書いた日記を読み返してみたらなんてウシロムキ
しょうがなくラム酒ロックを片手に寝る準備をする
このままだとアルコール中毒患者になってしまうんじゃないかと心配しつつ
寝ませう@8:30am




あぁそうだ嫌なことを思い出した。
タカヒロさんの顔見たくないから家に帰りたいのに
あたしは家の鍵をなくしました
同居人はしばらく旅行中
あたしは消耗中


| - | 01:16 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
もぉやぁだぁ
あたしの現時点の気持ち。
明確にあたし自身に何か嫌なことがあったとかそういうんじゃないけど
プラス思考とかマエムキとかそういう言葉の欠片がリタの中には今全く無い状態で
タカヒロさんのことも疲れた。
疲れた。そう疲れた。
あたしは色んな人のしがらみまで勝手に背負って
自分の事考える順番になったら疲れてる。
周りの男どもはみんなあたしを褒めるけれども
誰一人あたしのこと好きになってくれない
あたしは機械や奴隷じゃないのに褒めれば使えると思ってる
だから褒めてるんじゃないのか

タカヒロさん、疲れました。
こんなに疲労困憊なあたしを見ても癒してはくれないのね
何があたしを癒してくれるんだろう
何をしても疲れる
眠っても夢を見る
疲れる

始めて本気で何もいらないと思った
死ぬって言葉は絶望的過ぎるから敢えて消去りたいと言おう
自分が消えたことすら分からないで何も考えないでよくなるなんて夢のよう

今ふと思ったけど人間は進化しすぎたら馬鹿になるんじゃないかって
だって本当の馬鹿なら何も考えないで
人の気持ちも何も考えないで
未来の可能性もリスクも何も考えないで生きていけるからさぁ
あぁ羨ましい

今日の日記は絶望的
でもそんな気持ちがする
それもこれも多分あなたのせいですよタカヒロさん


| - | 01:00 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
乙女とピアス
帰ってきました、私の町へ。

飛行場までタカヒロさんに迎えに来てもらう約束してて。
タカヒロさんがイタリアに行ってしまってからと
実家から帰ってくる道中はタカヒロさんに会いたくてしかたがなかった。
空港で待っててくれた彼はリタをみると一瞬ものすごく優しい笑顔を浮かべた、ように見えた(笑。
あたしはと言えば照れくさくて微笑み返せもできなかったけど

友達とは、タカヒロさんが一人で空港まで迎えに来てくれたのなら
イタリア土産はあたしだけ特別なもの、くれるんじゃないかって言ってた。
空港にはタカヒロさん含め計3人だったけど、お土産はあたしだけピアス。
真剣に選んでたよ、ってイタリア組が言ってた。すごいうれしかった。
タカヒロさんは照れくさそうに「俺好みの女に似合うピアスにした」って言って
「お前に似合うかな」って言って。
あたしもあたしに似合うかな、って思った。

シルバーに小さな光る石の入ったピアスは、あたしより大人な雰囲気で
あたしはそれが似合うようになるまで絶対はずさないって思った。

そんな冬の一日。


| - | 09:58 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
元彼の・・・
明けましておめでとうございます。
なのにナニなんでしょうかね、このタイトルは・・・??

今実家に帰ってます。
今日、こっちに帰ってきて初めてネットに繋いでます。
日記はちゃんとアナログチックにメモ帳につけてたりするので
後々アップしていこうかな、と思っています。

あたしの元彼、ジュンは某有名名門大学卒、エリート商社勤務予定の性格◎、見た目○。
なんで、あたしなんかと付きあってたんだろう、ってくらいの御人なんですけど
微妙に別れた時期含め結局11ヶ月の付き合いでした。
しかも、振ったのはリタの方。ジュンはそれからもずっとリタのこと好きでいてくれて
リタも彼からの一方的な愛情を受け入れてました。
連絡をとりたがるのはいつも彼で、あたしがメールを出して返さないことはなかった。

2002年12月31日午後11時15分頃「明けましておめでとう」メールを入れたのにジュンは返してこなかった。
そういえば、最近ちょっとメールが少なくなってきてる。
そういえば、あたしが電話してもすぐに掛けてこなくなってる。
2003年1月1日午前0時5分頃 「明けましておめでとう」の電話。
友だちに電話して、それから別の友だちに電話して。
そんでからジュンに電話してみた。
おととしは一緒に祝って、去年はまっ先にジュンから電話で。
今年は、あたしから。
なんか、ちょっとみじめになったけど。友達だから、だいじょうぶ。
何回かのコールのあとで、ジュンの声がした。「もしもし?」
あんまりにもテンションが低くて、一瞬とまどう。「・・・もしもし?」
沈黙。
「明けましておめでとー!」
空テンションであたしが一瞬の沈黙を破る。
一瞬過ぎて、沈黙なんて本当に存在したのかどうか、あたしにもよくわからないけど。
「あぁ、おめでとう」
ちょっと笑いながら、ジュンが応える。・・・苦笑?
お祭り好きのジュンだから、てっきり友達と飲んでるんだと思ってた。
でもBGMが静か過ぎたから。
「飲んでないんだね、あんただからお祭りしてるんだと思ってた。・・・家?」
「家じゃない。飲んでもない。」
そっけない。
それ以上問い詰めるのは、友達の範囲を超えてしまうようで。
そして、何より、ジュンがあたしを好きなんでしょ?追いかけるのはあたしじゃない。ジュンの方。
そんな気持ち。
惨めじゃん。それ以上問い詰めたらあたしが焦ってるのがわかってしまう。
「おじゃまだった??」
ふざけた風にいったら、苦笑が帰ってきた。
それから、ちょっと共通の友達の話をして電話を切った。
あたしの声は上擦ってただろうか。

もしかして、親戚の家かもしれない。
もしかして、おばあちゃんの家かもしれない。
でも、そんなのあたしには関係ないじゃんか。
なんで焦ってんの?カッコワルイ。ばかじゃん。
でも、お気に入りのオモチャを取られた気分。
あたしは、人一倍独占欲とプライドが突出してるからね。
ヨリを戻すつもりは、遠距離恋愛になる限りはなかった。
あたしがこっちにかえってきたらどうなるかわからなかったけど。
でも、あたしの中でジュンはずっとあたしのことを好きでいてほしかった。
すごくわがままだけど。

2003年は幸先悪いわ。


| - | 01:16 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP